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お運びいただいたのに、すみません。 ただいまお休み中です。 はなびん、さらにエネルギーをチャージ中……。
はなびが涼しい場所を見つけるのがうまいのは豊満ぼでぃで暑がりのせいだと思っていた。しかし考えてみれば、兄ちゃんが昼寝の場所を探すときは、はなびがいないという条件を満たす必要があるため、制約があるのだと気づいた。夏は好きな場所で昼寝ができる。そんなはなびん。
ちび猫としてわが家へやってきたあの日から、底なしに元気でマイペースで、およそ病気知らずだったはなび。初夏に膀胱炎を患ったときにも、しゅんとする様子はなかった。ヒトのほうが慣れぬ事態に面食らうも治療の甲斐あって快癒。落ち込んでいたら治るものも治らない。そんなポジティブはなびん。
尾籠な話で申し訳ありませんが、食に保守的なはなびがめきめきと排泄するモノは理想的なそれとして標本にしたいくらいたっぷりと美しい。食べたがりでヨーグルト好きな兄ちゃんのほうが意外にもずいぶんと頼りない。腸内環境がよほどよろしいのだと思われる。上等な常在菌と暮らしている。そんなはなびん。
ちびはなびがてっちゃんちにやって来たとき、兄ちゃんにはちっともかまってもらえなかった。はなびのともだちになってくれたのは、ぬいぐるみのネズミ。数年が経ってすっかり大きくなった今も、淋しくなると、ネズミをくわえて歩き回り、まるで仔猫を呼ぶような声で鳴く。強気な日常を支えているのはそんな一面。
なにより音に過敏なはなび、姿の見えないシメサバの咆哮に凹んで、ずいぶんとしょんぼりしてしまった。玄関で犬と対面しても平気だったくらいだから、目の前に実物がいたほうがましだったのかもしれないと思う。目に見えるものは怖くない。そんなはなびん。
わが家へやってきたときのはなびはちょこなんと片手にのるほど小さかった。以来、盛大に床に傷をつけて走り回り、兄ちゃんに跳びかかり、トイレハイで階段を駆け上がる。食にはたいして興味がない。尻尾だって短い。それなのにこの夏、体重が兄ちゃんをしのいだ。栄養はすべて無駄なく吸収する。そんなはなびん。
留守にするときだけ、猫ドアで出入りできる2階の部屋に唯一のエアコンをうすく入れておく。特に夕方、飼い主が出かける気配を察すると、はなびはエアコン待ちでそわそわし始め、大喜びで一緒に2階へとかけあがる。スイッチを入れるとなぜか、お尻とんとんの要求。うるさく鳴くので部屋が冷えるまでとんとんとん……。要求はいったん通ればしめたもの。